blog

2022/03/10 19:35

忙しい毎日の中、


「アイロンをかける一手間がなかなか取れなくて、その日本当は着たかったお洋服を諦めた…」

というお話をお客さまからお聞きします。

すごく共感します。

商品にはプレスしても自分の服までは手が回らず諦める日も多々あります。

季節は移ろい、コットンや麻のお洋服が多くなり軽やかな素材へと。

日々、アイロンかけをしながらの営業となり、
毎年この季節がきたなって恒例になりました。


当店はハンガーに吊り下げのお洋服とは違った
いわゆる折り畳みの状態で入荷してまいります。
折り皺や細かな皺をプレスすることでピシッとなり、柔らかな素材はよりしなやかに揺れて見えます。

そんなアイロンかけは、いざ!と気合を入れないとくじけそうな日も。

なのにいつも、ふと気づくとなんだか心が整っていくのがわかります。

朝の母とのやりとりやいろんなことを繰り返し繰り返し思いながら、いつの間にかイガイガした気持ちがまんまるになっていく。

お洋服は輝きだし、お嫁入りを待つ娘をみるようなそんな気持ちさえしてくる。

クリーニング屋さんってこんな気持ちでやってらっしゃるのかな。

サッチモちゃん(朝ドラ)もクリーニングのお仕事が大好きって言ってたね。

なるべくプレス後にお渡ししたいと常々仕上げていますが、こんな当店のつぶやきを思い出していただけたら、すこしアイロンかけてみようかなと思っていただけたら幸いです。





心を込めて一生懸命♡